家事代行に関する豆知識

「専業主婦の家事は大変」は本当!平均13時間超の負担を減らす4つの方法と分担のコツ

「専業主婦は『三食昼寝付き』で楽そう」そんな言葉とは裏腹に、実際は育児と家事に追われ、1日があっという間に終わる…と感じていませんか?

実際、子育て中の専業主婦の家事・育児時間は1日平均13時間を超えるというデータもあります。終わりが見えず、誰にも評価されにくい家事労働は、精神的にも疲弊しがちです。


望んで専業主婦になる人、そうでない人、事情は様々でしょうが、専業主婦になる大きな理由のひとつに出産・育児が挙げられるでしょう。この記事では、専業主婦の家事がなぜこれほど大変なのか、その実態(やることリスト)を明らかにするとともに、家事の負担を具体的に減らす4つの方法や、夫(パートナー)との分担のコツを詳しく解説します。

目次

専業主婦の家事はなぜ「大変」?その実態と平均時間

専業主婦の家事負担を減らす4つの方法

家事代行サービスを利用するメリット

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専業主婦の家事はなぜ「大変」?その実態と平均時間

 冒頭で専業主婦になる大きな理由のひとつに出産・育児が挙げられると申し上げました。その点について、もう少し詳しくご説明しておきます。

 内閣府男女共同参画局が作成した資料に「女性の年齢階級別労働力率の推移」というグラフがあります。このグラフの平成24年度の推移を見てみると「25~29歳」で女性の労働力率は一度目のピークを迎え、「30~34歳」ならびに「35~39歳」で底となり「45~49歳」で再びピークに至っていることが解ります。つまり、出産・育児期にあたる時期に離職(=専業主婦になる)し、育児が一段落した時期に再び就業し始めているという事実が表れているのです。

 これが、出産・育児が専業主婦になる理由のひとつだという証左です。裏返していえば、専業主婦の多くが子育て中だということになるでしょう。すなわち「専業主婦の家事」とは、育児中の主婦の家事と同義といっても過言ではないのです。

「見えない家事」と「中断される家事」

専業主婦の家事が特に大変なのは、育児と同時並行で、かつ中断されやすい点にあります。

せっかく掃除を始めても子どもの世話で中断され、料理中に泣き出せば火を止める必要があります。自分のペースで仕事を進められないストレスは、想像以上です。

さらに、献立を考える、食材の在庫を管理する、子どもの予防接種のスケジュールを組むといった「見えない家事(名前のない家事)」も加わります。これらは労働として認識されにくい一方、常に頭を悩ませる要因となります。

平均家事時間は1日およそ13時間強!

国立社会保障・人口問題研究所の調査によると主婦の1日の平均家事時間は「平日 263 分(5 年前に比べ 17 分減)、休日 284 分(同 14分減)」とのことです。同資料では主婦の1日の平均育児時間も集計されています。それによると主婦の1日の平均育児時間は「平日 532 分(5 年前に比べ 40 分減)、休日 680 分(同 11 分減)」となっています。この数字をもとに単純計算してみると、育児中の主婦は1日に平日で平均13時間15分休日で平均16時間4分もの時間を家事と育児に費やしているということになります。実に驚くべき数字といえるでしょう。

                      専業主婦の家事は大変!負担を減らすために出来ることは?

専業主婦の家事負担を減らす4つの方法

では、そんな大変な専業主婦の家事の負担を減らす方法は何かないのでしょうか。ここでは家事の負担を減らす方法について考えていきましょう。

完璧を目指さない!「家事の棚卸し」と効率化

まずは「家事の棚卸し」をしてみましょう。会社で業務改善のために行う「業務の棚卸し」と同じです。これまで「やって当たり前」と思っていた家事をひとつひとつ見直し、「やめる家事」「減らす家事」を決めます。

  • (例)毎日やっていた掃除機を2日に1回にする
  • (例)アイロンがけが不要な服を選ぶ
  • (例)お惣菜やミールキットを上手に活用する

また、「食器洗い乾燥機」「ロボット掃除機」「乾燥機付き洗濯機」などの時短家電を導入したり、ネットスーパーや食材宅配を活用したりするのも、負担軽減に非常に効果的です。

夫(パートナー)と家事を「分担」するコツ

どんなことであれ困ったときに頼りになるのは、やはり家族でしょう。「専業主婦なのに、夫に家事を手伝ってもらいたいとは頼みにくい」という方もいらっしゃるかもしれません。ご主人によっては「毎日遅くまで働いて疲れているのに、なぜ家事まで手伝わなければいけないのだ」と非協力的な方もいるでしょう。でも、お互いに助けあうのが家族です。

ただ「手伝って」と頼むと、非協力的なご主人もいるかもしれません。その場合は、以下のコツを試してみてください。

  • 現状を「可視化」する:上記の「やることリスト」を見せ、どれだけ家事があるか客観的に共有します。
  • 「手伝う」意識を変えてもらう:家事は二人(家族)のタスクであり、夫も「当事者」であることを確認します。「お願い」ではなく「分担」を提案しましょう。
  • 具体的なタスクを任せる:「ゴミ出し」「風呂掃除」「朝の保育園準備」など、特定の家事を丸ごと任せます。
  • やり方に口を出さない:相手のやり方を尊重し、まずは「ありがとう」と感謝を伝えることで、継続してもらいましょう。

家事ではなく育児を手伝ってもらう

 「どうしても主人に家事分担を頼めない」「主人が家事に不慣れで手伝ってもらうと逆に負担が増えてしまう」などといった場合、家事ではなく育児を手伝ってもらうという方法はいかがでしょう。例えば、ご主人にお子さんと一緒に公園で遊んでもらう、お子さんの送迎をしてもらう、等々。ご主人がお子さんをみてくれている間は家事に集中して取り組むことができるので効率もよくなり、少しは負担も減るかもしれません。「家事は全般、育児は折半」というのも専業主婦の考え方のひとつです。

専業主婦の家事は大変!負担を減らすために出来ることは?

家事サービスを利用する

 家事サービス(家事代行・家政婦)は、専業主婦の家事の負担を減らす最も効果的で最適な手段です。家事代行サービスの会社によって定期サービスはもちろん、必要なときにだけ利用できるスポットサービスなどがありますので、状況に応じて利用を検討されることをオススメします。                

家事サービスを利用するメリット

 

                      専業主婦の家事は大変!負担を減らすために出来ることは?

 

家事サービス(家事代行・家政婦)は負担の大きい家事を任せることで、生活を豊かにすることができる非常に便利なサービスです。いわゆる日常の家事の範疇であれば、部屋や廊下・玄関回りの掃除から浴室・トイレ・洗面所などの水回りの掃除、キッチンの掃除、衣類やベッドリネンの洗濯、洗濯物の畳み・収納、アイロンがけ、日用品や食材の買い物、料理や食事の下拵え、ご高齢者とのお話相手、お子さんの送迎まで、ありとあらゆる家事を代行してくれます。(参照:コラム「家事代行を利用する際のメリット・デメリットとは?」)そして、いままで家事に費やしてきた時間を有効活用することで精神的にも余裕が生まれるようになるのです。まさに、なにかと大変な思いをされている専業主婦の方にとって、強い味方になってくれることでしょう。

家事サービスを頼んでみたいと思っているが、どの会社を選んでいいか判らないとお悩みの方は、是非、コラム「失敗しない!おすすめの家事代行会社の選び方」も参考にしてください。

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