シールはがし、代用品でOK！家にあるもの7選と素材別の注意点【ベタベタ残りも解消】
一旦貼ってしまうとなかなか綺麗にはがれないシール･･･。お子さまが家具や柱に貼ってしまったり、食器の値札がうまく取れなかったり、「綺麗にはがしたいのに途中で破れた」「はがした後のベタベタが取れない」といったお悩みは多いですよね。
無理に爪でカリカリすると、かえって素材を傷つけてしまうことも。
そこでこの記事では、家事代行サービスLOBBY（ロビー）が、家にある身近なものでシールを綺麗にはがす方法、はがした後の厄介なベタベタを解消するコツ、そして素材を傷めないための注意点を詳しく解説します。
専用スプレーを買う前に、ぜひご家庭にあるもので試してみてください。
|
目次 シールはがしで失敗しないための基本と注意点 家にあるもので代用！シールを綺麗にはがす方法7選 シールをはがした後の「ベタベタ残り」を解消する方法 お掃除に関するお悩みは家事代行へご相談ください |
シールはがしで失敗しないための基本と注意点
代用品を試す前に、まずは基本と注意点を確認しましょう。これを知っておくだけで、素材を傷つけてしまう失敗を防げます。
- 素材を確認する
シールが貼られている場所の素材（プラスチック、木材、ガラスなど）を確認してください。素材によっては使えない代用品があります（例：プラスチックに除光液はNG）。 - 目立たない場所で試す
本格的に作業する前に、必ず隅や裏側など目立たない場所で代用品を試し、変色や変質が起きないかチェックしましょう。 - シールの種類を見極める
表面がツルツルしたビニール製のシールは、液体が浸透しにくいです。ドライヤーで温めたり、カッターなどで少し傷をつけたりすると、薬剤が浸透しやすくなります。紙製のシールは水分や油分を吸いやすいです。
家にあるもので代用！シールを綺麗にはがす方法7選
シールの粘着剤の性質を利用すれば、家にあるものでも綺麗にはがせます。
ドライヤー（熱ではがす）
シールの粘着剤は熱に弱い性質があります。
- ドライヤーの温風（弱風がおすすめ）をシールに当て、粘着剤を温めます。
- ドライヤーを当てながら、端からゆっくりとはがしていきます。
- 【注意点】 温めすぎると粘着剤が溶けて逆にベタベタが広がることがあります。手で触れる程度の温度に留めましょう。また、熱に弱いプラスチック製品は変形する恐れがあるので特に注意してください。
お湯・ぬるま湯（ふやかす）
耐水性のある食器やガラス、プラスチックなどに貼られたシールに有効です。
- 洗面器などにお湯（またはぬるま湯）を張ります。
- シールが貼られた部分をお湯に浸け、数分〜数十分放置してふやかします。
- シールがふやけたら、ゆっくりとはがします。
台所用中性洗剤（浸透させる）
中性洗剤に含まれる界面活性剤が、水とシールの隙間に浸透し、はがれやすくします。
- 中性洗剤を水で少し薄めるか、原液をそのままシールに塗布します。
- 上からラップをかけてパックし、洗剤が浸透するまで10〜20分ほど放置します。
- ラップをはがし、シールをゆっくりとはがします。
- 最後は水拭きや水洗いで洗剤をしっかり拭き取ってください。
除光液
除光液（強力に溶かす）マニキュアを落とす除光液（アセトン入り）は、有機溶剤の力で粘着剤を強力に溶かします。
- ティッシュなどに除光液を含ませ、シールの部分を軽く叩くようにして染み込ませます。
- 数分放置し、端からゆっくりとはがします。
- 【注意点】 絶対にプラスチック製品に使用しないでください。 表面が溶けたり、白く変色したりします。塗装された家具なども色落ちの危険があります。匂いも強いため、必ず換気の良い場所で使用してください。
ハンドクリーム・日焼け止め（油分で浮かせる）
ハンドクリームや日焼け止め（期限切れのものでもOK）、またはサラダ油やオリーブオイルなどの油分が、粘着剤を浮かせてくれます。
- シールの全体を覆うように、クリームや油をたっぷりと塗ります。
- 10分〜20分ほど放置し、油分を粘着剤に浸透させます。
- ヘラやプラスチック製のカードなどでゆっくりとこすりながらはがします。
【注意点】 木材や紙、布など油分が染み込みやすい素材には使えません。シミになる可能性があります。
セロハンテープ・ガムテープ（貼り付けて取る）
すでに少しはがれかけているシールや、紙製のシールの残骸に有効です。
- セロハンテープやガムテープを、残ったシールの上に強く貼り付けます。
- 勢いよくはがします。
- これを数回繰り返すことで、残った部分を一緒に剥がし取れます。
シールをはがした後の「ベタベタ残り」を解消する方法
シール本体は取れたのに、粘着剤のベタベタだけが残ってしまうこともあります。そんな時の対処法です。
消しゴムを使ってはがす
プラスチックや金属などの硬い表面に残ったベタベタに有効です。
- ベタベタした部分を消しゴムでこすると、粘着剤が消しカスと一緒に絡め取れます。
- 【注意点】 摩擦に弱い素材や、塗装面には使わないでください。
セロハンテープを使ってはがす
セロハンテープの粘着力で粘着物を取るという方法です。セロハンテープの粘着面が外側になるように輪っかをいくつか作っておきます。輪っかを指先などにはめ、テープでベタついた部分を根気強くペタペタと貼ったりはがしたりを繰り返していくと、粘着物が徐々に取れていきます。
ハンドクリーム・油で溶かす
はがす時と同様に、油分は残った粘着剤を溶かすのにも役立ちます。ベタベタ部分にクリームや油を塗り、ティッシュなどでくるくるとこするように拭き取ります。
（※シミになる素材には注意してください。）
重曹・メラミンスポンジ（研磨する）
- 重曹： 少量の水と混ぜてペースト状にし、ベタベタ部分を優しくこすります。
- メラミンスポンジ：水を含ませて軽くこすります。
- 【注意点】 どちらも研磨作用があるため、プラスチック（特に光沢のあるもの）や塗装面、車のボディなど、傷がつきやすい素材には絶対に使用しないでください。ガラスや陶器など、傷に強い素材のベタベタ向きです。
油汚れ用アルカリ性洗剤ではがす
粘着質は酸性であることが多いので、油汚れ用のアルカリ性の洗剤を使うことで粘着効果を減らすことができます。ベタつきが残っている部分に油汚れ用のアルカリ性の洗剤を含ませたスポンジで軽くくるくると回すように磨いていくと、ベタつきが溶けてするりと落ちてくれます！
シール・ラベルはがし専用スプレーに頼る
ここまで頑張ってもシールが綺麗にはがせない場合は、市販のシール・ラベルはがし専用のスプレーを使用するようにしましょう。ホームセンターや清掃用品売場には、エアゾールスプレータイプで油性マーカーにも有効な強力なものから、便利なヘラ付きのタイプのものまで様々な種類のものが販売されています。ガラスやタイル、鏡など表面に凹凸がない場所に貼ってある場合や、はがしたいシールが広範囲にわたっている場合などには、とても便利です。商品の説明書きをよく読んで、対象物に適したものを選ぶようにしてください。
お掃除に関するお悩みは家事代行へご相談ください
シールはがしは、こまごまとした非常に手間のかかる作業です。シールの種類や対象物によっては、ご家庭での作業が難しいケースもあります。
シールはがしに関わらず、日常のお掃除に関するお悩みやお困りごとがございましたら、是非お気軽にLOBBY（ロビー）までお電話もしくはフォームにてご相談ください。皆さまからのお問合せを心よりお待ち申し上げております。
シールはがしは、こまごまとした非常に手間のかかる作業です。シールの種類や対象物によっては、作業をお断りせざるをえないケースもありますが、シールはがしに関わらず、お掃除に関するお悩みやお困りごとがございましたら、是非お気軽にLOBBY（ロビー）までお電話もしくはフォームにてご相談ください。皆さまからのお問合せを心よりお待ち申し上げております。
|
併せて読みたい関連記事 |