弁護士というお仕事もかなり変則的で忙しいお仕事です。早朝から遠方の裁判所へ出かけたり、平日は仕事で事務所に来られないという依頼者のために土日出勤をしたり、時には、拘置所からの突然の接見要望に対応する必要も生じます。
　日によって予定がめまぐるしく変化し、規則的な生活を過ごしている弁護士は皆無といっていいでしょう。今回はそんな弁護士と「家事代行サービス」についてのお話しをしていきます。

・ある弁護士の一日　

　先ほども申しあげたように弁護士のスケジュールは非常に目まぐるしく変化するものです。したがって、今回ご紹介するのも、あくまでも一例とお考えいただければ幸いです。

～弁護士・S様のある一日～

　いかがでしょう･･･なかなかハードな一日ですよね。弁護士というのはある意味自由業に近い部分もあるため、業務に支障さえなければ平日に休みを取りやすいといえるでしょう。しかし実態は、依頼者の都合によっては土日が仕事になることも多々ありますし、また、裁判期日はすべて決められた日時に行われるため、常に時間に追われている方が多いようです。さらに、依頼も数件同時に抱えているので、平日にゆっくり休めることはまったくないそうです。

・「家事代行サービス」利用の理由の一位は「忙しい」から

　先日発行したプレスリリース「富裕層向け家事代行サービスにおける利用状況調査　首都圏および関西圏における利用者の傾向を分析」でもあるように、「家事代行サービス」の利用動機の一位は「多忙」という理由でした。そう考えると、本当にお忙しい弁護士の方にこそ「家事代行サービス」をご利用いただきたいと思うのですが、LOBBY（ロビー）が調査した首都圏版の「統計情報」をみてみると、「弁護士・会計士」の方の占有率は 3% です。この数字を単純に眺めると最初は「意外と少なめだなぁ」と感じてしまうのは、私だけではないでしょう。

　次章ではそのあたりのことについて考えていきたいと思います。

・弁護士が大切にして日々目指していること

　弁護士が大切にしていること（必ず守っていること）･･･挙げだすとキリがないので、まずは根本的なことのみを挙げていきましょう。

依頼者から信頼してもらえること

　依頼者の話をうまく聞き出してくれる。依頼者の立場にたってケアしてくれる。依頼者にとって不利な点をきちんと説明してくれる･･･云々。依頼者が話しやすい雰囲気を作ることは重要です。依頼者が話しやすいということは、その依頼者が弁護士を信頼しているということです。依頼者に隠し事や嘘をつかれてしまうと、当然きちんとした弁護はできません。弁護士とは依頼者の代理人として、依頼者の利益を第一に考えて提案し、行動する存在です。いわば「最後の最後まで依頼者の味方になってくれる唯一無二の存在」です。そのことを依頼者に実感してもらえることが大切なのです。この弁護士と依頼者の関係は、裁判の勝敗にも影響する重要なものです。ですから弁護士は、まず依頼者の信頼を得ることを重視します。
　基本的に弁護士に依頼する方は負の要素の相談をしに来ることが多くなります。したがって，信頼してもらおうとするあまりに依頼者に共感しすぎてしまう弁護士は，この負の要素を同時に数十人分抱え込むことになってしまい，精神的に疲弊してしまうこともあるそうです。何事もバランスが重要ということですね。

守秘義務を厳守してくれること

　不倫をしてしまい慰謝料を請求されている、ギャンブルや浪費で作った借金が重なり身動きがとれなくなった、犯罪行為に手を染めてしまった･･･。自分が抱えている「後ろめたいこと」は早々に解決したいけれど、弁護士に話してしまったら不利になったり、家族にばれてしまうのではないか？　そうした不安を持つ方もいるでしょう。弁護士に依頼したことがない人からすれば、なおさらです。しかし、明言します。弁護士に依頼することで、あなたが不利になることはありません。弁護士の守秘義務はかなり強力な「義務」であるため、依頼者は秘密を安心して話すことができるのです。当然、弁護士も依頼者の秘密はどこにも漏れぬよう厳重に管理し、その内容は墓場まで抱えていってくれます。

事件のスジ（勝ち筋か負け筋か）の判断力

　優秀な弁護士になると依頼者の話を聞くと，戦う前から大体の勝ち負けが判るといいます。弁護士業界では，この大体の勝ち負けの見込みを「筋（スジ）」と言いい、勝ち筋・負け筋などという言い方をするそうです。
　個別事件においてどのような主張がなされその立証にどのような証拠が使われ，その結果，判決にどのように反映されたのかについて弁護士は常に徹底的に分析をしています。そして，得られた判決を検証し，以降の弁護士実務において，判決に反映させるために，準備書面に何を書くと効果的か，尋問で何を質問すればよいか，もっと言えばどういう証拠を作るのが有利になるかを研究し、事件のスジの判断力を磨いていくのだそうです。
　その上で，勝てない戦は仕掛けないということです。勝てそうにないのであれば，依頼者に対して，事件の筋をきちんと伝え、示談交渉等に持ち込むようアドバイスをします、少しでも相手方から譲歩を引き出す方策に出るようにするのです。勝つべき戦（勝ち筋の事件）では強気に，負けるべき戦（負け筋の事件）ではいいところで引き上げる，この見極めがつくかどうか弁護士が優秀かどうかが決まるそうです。
　この事件の筋（スジ）の判断力を磨くよう、弁護士は日々心血を注いでいるといいます。

　以上の3点が、弁護士が常々大切にして、目指していることだといえるでしょう。日々多忙な弁護士は、これら3点のために自宅に仕事を持ち込むケースも多々あります。実はそのことが「家事代行サービス」を忌避する理由につながっているのです。

・弁護士が最も心配するのは情報の漏洩

　弁護士が「家事代行サービス」を入れる際に最も心配するのが、情報の漏洩なのです。自宅に仕事を持ち帰るということは、依頼者の個人情報や裁判資料、裁判の起案書等様々な機密書類が自宅にあるということです。
　そんななか、第三者が自宅の掃除の最中にそれらの大切な書類を見るともなしに目にしても、場合によっては大きな問題になってしまいかねません。
　そういう事態になることを恐れて、「家事代行サービス」を頼みたくても頼めないというのが実状のようです。

　私自身、ごく稀に弁護士のお客様宅にカウンセリングにお邪魔する機会があるのですが、「書斎には絶対入室しないでもらいたい」とか「決して疑っている訳ではないけれど、互いのためにこの部屋に鍵をつけようと思っているので、気を悪くしないでね」といったお言葉をよく頂戴します。やはり、それだけ機密情報の管理に配慮されているということなのでしょう。

　逆に考えると、そのような状況下、会計士等他の士業の方を含んでいるとはいえ、お客様全体の 3% が弁護士であるというのは、すごいことなのかもしれません。

・守秘義務に関するLOBBY（ロビー）の教育

　私どもLOBBY（ロビー）では、採用時にすべてのサービススタッフに「プライバシー情報の取り扱い」に関する教育を徹底したうえで、「守秘義務契約書」及び「身元保証書」を取り交わし、身元保証人には、その旨の確認の連絡を入れるようにしております。
　さらに「業務ルール」として「郵便物など個人情報が記載された文書には触れない」また至極当然な話ではありますが「いかなる場合にもお客様宅での勝手な撮影やお客様情報のSNSへの投稿は一切禁止」などといったことをサービススタッフに事ある毎に厳しく申し伝えております。

　おかげさまで、「盗難」といった事件はもとより、個人情報に関するトラブルも創業以来一件も発生しておりません。これはLOBBY（ロビー）が「個人情報」や「守秘義務の遵守」の重要性をきちんと理解し、真摯に受け止め、対応してきた結果であり、家事代行サービス業を営むものとしては当然のことであると考えております。

・弁護士が「家事代行サービス」にLOBBYを選ぶ理由（わけ）

　自宅に「家事代行サービス」を入れることに抵抗感をもつ傾向が強い弁護士の方々にご利用いただけている理由は、LOBBY（ロビー）が「情報」が大切なものだと位置づけている認識とそれを実践するサービススタッフへの教育体制に反映させていることに、共感していただけたからだと考えます。

　もちろん「守秘義務」に特段の配慮を必要としていらっしゃるのは弁護士の方々だけではありません。会社の経営者、医師等多くの業種の方々も同じ思いでいらっしゃるでしょう。
　そういった皆さまにも「安心」や「安全」を大切にするLOBBY（ロビー）の姿勢をご理解いただけるよう、日々邁進していきたいと考えています。

　「弁護士・会計士など」といった方々が、お客様全体の 3% を占めるということに自信をもって、今後ともより一層ご満足いただけるよう頑張ってまいりますので、家事に関するお困りごとやお悩みがございましたら、どうぞお気軽にお電話（お客様専用フリーダイヤル：0120-062-022）もしくはフォームにてお問い合わせください。

　皆さまからのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。