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栄養士じゃなくても大丈夫 !? 料理代行が糖尿病の食事療法でお手伝いできること

 「食事療法」は生活習慣をはじめとする色々な病気の予防に役立ちます。特に「食事療法」に関連深い生活習慣病の一つに「糖尿病」が挙げられるでしょう。今回のコラムでは「家事代行サービス」(なかでも「料理」のサービス)が「糖尿病」を患っている方々の「食事療法」に対して、どのようにお役にたてるかについて考えていきたいと思います。

目次
・「糖尿病」とは?
・「糖尿病」の食事療法について
・ 家事代行(料理代行)サービスに依頼してみましょう
・ さいごに

・「糖尿病」とは?

栄養士じゃなくても大丈夫 !? 料理代行が糖尿病の食事療法でお手伝いできること

 糖尿病とは、インスリンという物質が十分に働かなくなり、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンとは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。血糖値(血糖の濃度)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷ついたりして、心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気(糖尿病の慢性合併症)につながってしまいます。また、血糖値が著しく高くなってしまうと、それだけで昏睡状態になってしまう可能性もあります(糖尿病の急性合併症)。自覚症状があまりないため、健診で糖尿病が判明する方もいれば、急に高血糖の症状や、眼や腎臓の合併症の症状が現れて初めて糖尿病が判明する方もいらっしゃいます。そういった意味ではとても怖い病気です。

糖尿病の治療法

 糖尿病の治療法としては、基本的に「血糖値を正常の範囲内にコントロールする」ことです。その血糖値をコントロールする方法として下記の3つの方法があります。

・食事療法:糖は食事によって身体に取り込まれます。取り込まれる糖の量やエネルギーのバランスなどを調整するのが食事療法です。
・運動療法:運動によって、糖は消費されます。その上、運動によって脂肪を減らすことで、インスリンが血糖値を下げる効果を発揮しやすい環境を作っていきます。
・薬物療法:糖尿病の薬には色々な種類のものがあります。インスリンの分泌を良くするもの・効きを良くするもの、食事でとった糖の分解・吸収を遅らせるもの、糖の排泄を促すものなどです。症状に応じて適したものを投与していきます。

 糖尿病の症状は人によって千差万別なので、一人一人の糖尿病の状態によって上記の治療法を組み合わせたり、調整しながら治療を進めていきます。それでは、このコラムのテーマである「食事療法」について次章で詳細をお話ししていきましょう。

・「糖尿病」の食事療法について

栄養士じゃなくても大丈夫 !? 料理代行が糖尿病の食事療法でお手伝いできること

 糖尿病の食事療法とは、食事のカロリーを適切な範囲に制限することで、血糖値が上がりすぎないようにすることです。そうは言っても、1日に摂るべきカロリーは身長やその人の労働量によっても変化しますし、炭水化物の摂取量にも理想の目安というものがあり、素人の生半可な知識ではなかなか対応が難しいものです。卑近な例として、茶碗1杯分の白米にどのくらいの炭水化物が含まれているのか、正確に知っている人がどの程度いらっしゃるか、ということです。1日分の献立を考えるために、1日に使う食品すべての栄養成分を知ろうとするのは現実的とは言えません。

 そこで、助けになってくれるのが管理栄養士です。管理栄養士は栄養コントロールの専門家です。食事療法で困ったら、管理栄養士に相談して、栄養指導を受けるのが有効です。できるだけ早めから、複数回指導を受けるよう心がけましょう。
 また、糖尿病の方向けの宅配食サービスなども多くあるようです。宅配食サービスの具体的なメニューを管理栄養士に見てもらいOKをもらえれば、そのサービスを利用するのもオススメの方法です。また神奈川県厚生連の伊勢原共同病院のホームページには、具体的な「1ヶ月の糖尿病メニュー」が詳細な調理方法を添えて公開されています。それらを参考にして管理栄養士にアドバイスを求め、自分にあった具体的なレシピを手に入れるのが最も良い方法でしょう。

・家事代行(料理代行)サービスに依頼してみましょう
栄養士じゃなくても大丈夫 !? 料理代行が糖尿病の食事療法でお手伝いできること

 管理栄養士から宅配食のメニューでOKをもらえたり、収集したレシピに太鼓判を押してもらえればしめたものです。あとは、きちんとそのメニューを作って食べていけば良いのですから・・・。ただここで問題になるのは、家族のなかで自分だけ別メニューになったり(調理する側にとっては二度手間、三度手間になりかねません)、単身で忙しく定期的に食事がきちんと摂れない(あるいは作れない)といったような場合です。

 そんな時こそ是非、家事代行サービス(料理代行サービス)のご利用を検討してください。細かなカロリー計算や栄養士のような専門的な知識がなくとも、レシピが与えられ、その通りに調理をするのは彼女たちにとっては、当たり前に得意な領域なのですから。当然、食材の買い出しや作り置きも承ることが可能です。

 あとは、提供された献立を・・・・・・

・朝 / 昼 / 夕に規則正しく食べる
ゆっくり噛んで食べる
・腹八分目でやめておく

 ようにし、なんとなく間食してしまう習慣があるなら、それをきっぱりとやめてしまえば「食事療法」はほぼ成功といえるでしょう。

・さいごに
栄養士じゃなくても大丈夫 !? 料理代行が糖尿病の食事療法でお手伝いできること

 私事で恐縮ですが、今は亡き実母も糖尿病を患っており、その合併症から片目が不自由になってしまっておりました。烏滸がましいかもしれませんが、糖尿病の怖さは、私なりに理解しているつもりでした。また、作家・村上龍氏の名著「心はあなたのもとに」を読んで、糖尿病のなかにも一型糖尿病というものがあり、その辛さと大変さを知りました。いま糖尿病と闘っている皆さまへ、小さな小さな声ですが心からエールを送りたいと思います。

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